BLOG

理学療法学科ブログ一覧 (全3件中 1件目~3件目を表示)

  • アサーティブ・トレーニング

    2017.11.20

    全学年を対象に「アサーティブ・トレーニング」の特別講義を行いました。

    講師として、秋田AT研究会の皆様をお招きしました。

    秋田AT研究会HP

    ❝アサーティブは「自分も相手も大切にするコミュニケーション」です。

    自分の考えを一方的に押し付けたり、

    ましてや言いたいことを我慢するのではなく、

    率直に自分の気持ちや感情を表現することです。

    そして、相手の話にもしっかりと耳を傾け、

    両者が納得のいく結論を出せることを目指すコミュニケーションができるように

    トレーニングしています。❞

    (秋田AT研究会ホームページより引用)

    ❝アサーティブ・トレーニングは、1950年代の心理学から始まりました。

    現在では、責任を伴った主体的な自己主張・自己表現および交渉の方法論として、

    欧米を中心に広くマネージメントの場面で取り入れられています。

    日本においても、全国各地の自治体や男女共同参画センター、

    病院内のスタッフ研修、企業の社員研修など、

    様々な分野で広く活用されています。❞

     

    ❝パーソナリティ(性格)は変えられませんが、

    コミュニケーションの仕方は変えられます。

    しかしながら、自分のコミュニケーションパターンに気づき、

    それを変えていくのは容易なことではありません。❞

     

    ❝アサーティブには、どのような姿勢で人と向き合うかの大事な柱があります。

    「誠実」「率直」「対等」「自己責任」という四つの柱です。

    アサーティブに伝えるためには、四つの柱を土台としながら、

    的を絞って具体的に話を進めていきます。

    その際に、自分の感情にも耳を傾けながら、

    相手を尊重して対話をします。❞

    (特定非営利活動法人 アサーティブジャパン ホームページより引用)

     

     

     

     

     

     

     

     

    講義では、6名のグループ(各学年2名✕3学年)に別れ、

    個人でのワークの共有や、ある事柄に対するお互いに考えの共有を行いました。

    また、グループで配役を決め、ロールプレイを全員の前で発表しました。

     

     

     

     

    伝える事柄は一緒であっても、

    伝え方によって相手が抱く印象が全く異なることを感じることができました。

    90分の講義で習得することはもちろん難しいことですが、

    学生の皆さんは今回の講義を実生活や、

    将来、理学療法士として患者・利用者さんとコミュニケーションを図る際に、

    活かしてほしいと思います。

    もちろん我々教員も、

    アサーティブなコミュニケーションスキルを学生の皆さん以上に高めていきます!

    秋田AT研究会の皆様、誠に有難うございました。

     

     

  • 特別講義「これからは秋田の時代」

    2017.11.07

    全学年を対象に、特別講義を行いました。

    秋田商工会議所会頭の三浦廣巳様をお招きし、

    「これからは秋田の時代」と題したお話を頂きました。

    秋田県の現状、ご自身のこれまでの経験、秋田商工会議所の取り組みなどを織り交ぜながら、

    「働くとはどういうことか」、「何のために働くのか」を学生に向けてお伝え頂きました。

    差別化が求められる今の時代にあって、失敗を恐れず挑戦しようという三浦廣巳会頭からのメッセージは、

    学生だけではなく、我々教員にも非常に深く心に残りました。

     

  • Pre-OSCE(プレ・オスキー)

    2017.11.07

    先日、2年生を対象にPre-OSCE(プレ・オスキー)を実施しました。

    まずは、OSCE(オスキー)とは何かを説明します。

    「Objective Structured Clinical Examination」の頭文字を取ったもので、

    「客観的臨床能力試験」と日本語に訳すことができます。

    普段の授業では、例えば筆記試験だと「知識(認知領域といいます)」が確認できます。

    また、実技試験では、「技能(精神運動領域といいます)」が確認できます。

    そして、「態度(情意領域といいます)」が各授業ごとに評価されます。

    3年生の終わりに臨床実習が始まりますが、

    臨床ではこれらの「知識」「技術」「態度」をバラバラに発揮するわけではなく、

    患者さんに対して、「知識」をベースに、「技術」を提供し、適切な「態度」で理学療法を行います。

    そのため、これらが総合的に、実習に臨むための一定の基準を満たしているかを評価する方法として考えられたのが、

    OSCE(オスキー)です。

    初めは、医学生の教育のために開発されましたが、現在は医師以外の医療関係職種でも使われるようになりました。

    今回、2年生が行ったPre-OSCE(プレ・オスキー)は、

    次年度(3年次)に行う理学療法の治療介入も含めたOSCEの前段階として、

    理学療法評価の総合的能力を評価する目的で行いました。

    試験では、3年生が模擬患者役をつとめ、

    模擬患者さんに対し、挨拶自己紹介から適切な理学療法評価を、医学的知識を持って行えているかを試験しました。

    1年生は家族役として、2・3年生のやり取りを見て、学んでもらいました。

    試験前の練習でも本学院の特徴であるアドバイザーグループごとに1~3年生が3人一組になり、練習に励みました。

    2年生の皆さんは試験では非常に緊張したと思いますが、練習から真剣に取り組んでおり、

    試験でもその成果が発揮されていました。

     

↑