高度情報システム科 ブログ
オブジェクト指向設計基礎
2017.12.28
高度ITエンジニア科ではプログラミングなどのシステム開発を主に勉強しますが、開発にあたっては要件定義や設計もとても大切な要素です。
何をどうやって作るのかが明確に示されていないためにプロジェクトが失敗する、というのは嘘のような本当のよくある話。
1年次のオブジェクト指向設計では、まずは要件定義の基礎部分、特に概念モデリングを呼ばれる部分を行います。
基本となるのは何といっても「クラス図」、まずはこれを正しく書けるようになることが重要です。
プログラミングが得意な人でも、最初は難しいようです。でも、初めてでもしっかり時間をかけて練習するので大丈夫。
むむ、まだ怪しいところもありますが、クラス図の基本的要素である属性、関連、多重度、継承が徐々に身についてきたようです。
実際のプロジェクトでは、複数の人が議論をしながら設計を進めていきます。要件定義の段階では、顧客と議論してお互いに正しく意識を合わせることが非常に重要になります。
したがって高度ITエンジニア科では、グループでしっかりコミュニケーションをとり、時には教え合ったりしながら学習を進めていきます。
良いアイディアを出し合って、綺麗な設計に仕上げていくのも楽しいものですね。
本校はETロボコンに参加していますが、実はこの競技、設計(モデリング)も大事な要素で、競技の半分のウエイトを占めます。
情報システムだけでなく、ロボット制御でもネットワーク構築でも、何でも設計は大事ということですね。
ETロボコンには2年次から参加するので、来年に向けて今のうちに基礎固めしておきましょう!