ビジネスコース ブログ
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2019.01.23
ビジネスキャリア科2年担任の後条です。
先日の授業で経理ビジネスコース1年生に会計上の利益と税法上の
利益の違いについて話しました。
評価損益の仕訳と売却損益の仕訳の決定的な違いは、前者はお金が
動かず、後者はお金が動くことです。
税金は金銭で納付するので、原則評価損益を税法上の利益計算に
関わらせられないことになります。
これがわかると法人税法第25条第1項、第33条第1項の評価損益の
計上禁止の規定が理解できます。
これを例として税効果会計の話をすると、学生たちには所得計算の
考え方がスムーズに伝わります。
経理ビジネスコースの学生の中には、将来税理士を目指して入学
してくる学生もいます。
日商簿記検定1級に合格して受験資格を得て、自分の夢の実現に
向けて頑張ってもらいたいと思います。
2019.01.08
ビジネスキャリア科2年担任の後条です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
新年最初は、学生の就職活動でも社会人のビジネススキルでも重要視
されている日商簿記検定についてお話ししたいと思います。
この検定はご存知の通り、事務系ばかりではなく販売、営業系の仕事
に就く人にも必須のスキルとして定着してます。
最近の出題傾向を見ていると「会計処理」ばかりでなく「会計表示」
についての解答も要求されていることを感じます。
つまり簿記の学習だけでなく、財務諸表の学習も包括的に進めていく
ことが3級や2級でも必要になってきているということです。
学習内容が年々複雑になってきてはいますが、当科は3級の授業から
「会計処理」だけではなく「会計表示」も学習してますので、受験に
対して何の不安も抱くことはありません。
オープンキャンパスでは体験授業を行ってますが、授業や学習内容に
ついての質問等も受け付けてますので、是非ご相談下さい。
2018.12.26
ビジネスキャリア科2年担任の後条です。
経理ビジネスコース1年は冬休み直前、企業会計原則の一般原則の
学習を行いました。
企業会計原則は、現在に至るまでの会計に携わってきた先人たちの
知恵の結晶です。
商法32条の2や会社法431条にある通り、会計処理の基本的な考え方は
「公正なる会計“慣行”を斟酌すべし」
「公正妥当と認められる企業会計の“慣行”に従う」
といった“慣行”とされる、先人たちの知恵である経験則です。
私自身、税理士試験の財務諸表論を勉強した際、企業会計原則に
初めて触れましたが、それまで簿記で学習してきた処理で疑問に
思っていたことが、どの様な考え方に裏付けされていたかを学習
したことにより、会計に関しての理解が深まりました。
ところで以前のブログ「帳簿記入と財務会計」でも触れましたが、
会計理論は日々の学習の積み重ねが大切です。
学生たちにはこれからも理論と計算の同時並行的な授業を提供して、
簿記会計そして税務への理解をさらに深めてもらいたいと思います。